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懐かしの風景

投稿日:2012/12/16

皆さんどうもこんばんは。最近またまた暖かくなってきて雪より雨の方が多くなってきています。
世界各地で異常気象が起こっているんですね~なんか怖いですよね((+_+))

さて、皆さんは懐かしの風景というものはありますでしょうか?
子供のころに見ていた風景や田舎での記憶など、人それぞれだとは思いますがきっと誰もが持っていると思います。

仕事で別の地域に行ったがふと景色を見るとあの時の光景が…なーんてことも珍しくはないかもしれません。
いやね、実は最近そういった景色を拝むことができまして。
こちらなんですが。

なんの変哲のない田舎の風景なのですが、なぜかものすごく懐かしい感覚に襲われました。
あぁ、まさかフランスでこんな感覚になるとは思ってもみなかったのですごく新鮮な気持ちになることができました。

さて、今日の一本です。

シャトーラフルール モランジェというボルドーはサンテミリオンのシャトーですエチケットに書いてある通りGrande Cruです。
一番上から数えて二番目の格付けになります。(一番上はGrande Cru Classeですね)
このワインは南フランスで有名な醸造家のクロード・グロ氏がコンサルタントをしているシャトーで、なんと平均樹齢90年のメルロを60%も使用した贅沢なワインになっています。残りはカベルネフランとなっています。
僕の印象としては、最初の香りは樽香がしっかりとワインの中に溶け込んでいて、バニラの香りが強く感じられました。時間が経つにつれて果実味も香りの中に出てきました。バニラの香りと言っても甘ったるすぎない程よい強さでした。味わいもメルロの強いアルコール分を感じさせずカベルネフランの超熟感もしっかりと表れていました。そのほかにも鉛筆の芯を思わせる味わいも顕著にワインの個性としてあり非常に複雑かつ高貴なワインだったと思います。
デイリーワインではなく、何か特別な日に飲むワインの様な気がしました。(僕はガバガバ飲んでしまいましたが笑)

さ~て、クリスマスまであと少し!そして帰国までもあと少し。色々な事を経験して日本に帰りたいと思います!
それでは皆さんCiao~(^_^)/

お手軽ビストロ&超おススメワイン♪

投稿日:2012/12/13

皆様こんばんは!

といっても今頃日本は深夜2時過ぎでしょうか。

こちらフランスと日本の時差は7時間(10月最後からはサマータイムがなくなりますので8時間ですね)で日本の方が時刻が早く進んでおります。

色々な方と連絡するのにも時間を気にしなければならないので大変です…

さて、今回はヴァランスというサンペレイの隣町にあるビストロとそこで飲んだワインのご紹介です!

その前に、そもそもビストロとレストランの違いって何?という方が多いかもしれないのでちょっとだけ説明を。まず簡単に言えば、ビストロは日本でいう大衆食堂のような場所で、レストランの様に来ていく服に気を使わなければならないという事はまったくありません。それに気軽に食べられる料理が多く、ワインもそれほど高いものはありません。しかし日本の大衆食堂よりも予算が高くつきますが…日本とフランスでは食文化がまったく違いますから仕方がない事ですね。

さて!ビストロとワインのご紹介!!!

私がよくお世話になっている一つ星レストランのLa cachetteは伊地知シェフが出されたビストロです!
名前はグルナッシュというのですが…
そう!ワイン好きなあなたならばもうお気づきですね!こちらローヌの土着品種であるグルナッシュをそのまま店名として使っているのです。
本当は一番使われているシラーとしたかったみたいなのですが、もうすでにその名前は使われているようで;
しかしこの名前はcachetteの皆さんが考えに考えて出したもの。しかもシンプルな感じに落ち着きお客様に覚えやすいとの事で好評だとか。
皆さんナイスでーす!笑


お料理もビストロとは思えないほどの豪華な感じ!(メインの写真はありません;今度また撮ってきます!)料理人はもちろん日本人の方。かな~り大き目な厨房を一人で回してるのだとか。
本当にお疲れ様です。


この日はcachetteに来た新しい料理人の方と一緒に行き、赤・白合計三本ワインを頂きました!あぁ、せっかく痩せたのに…笑
ちなみにすべて自然派ワインです(=^・・^=)
左からロワールの造り手アレクサンドル・バンのピュイイフメ2011 真ん中レシャンリーブル社のラード・デ・ショワ2011 右コルナスの造り手ステファンロベール2008
どれもすごく美味しく気づいたら無くなっていました笑
そして僕が特におすすめの一本は、レシャンリーブル社のラード・デ・ショワ!!!
豚のユニークな絵と明るくポップな色使いがオシャレ!更に気づきましたでしょうか…左下にひっそりとネズミの絵と「鼠」と書かれた漢字が。
実はこのワイン、ローヌ地方の超有名生産者のルネ・ジャン氏(ダール・エ・リボ)が所有する会社のワイン。彼はとても日本好きなのだとか。この漢字も彼のアイディアらしいです。
実はこの会社はワインだけではなく他の飲料や食料品も扱っています。会社のコンセプトがとにかく美味しいものをたくさんの人に知ってもらいたいというものなのです。これはルネ・ジャン氏のワインの造り方と一緒で、ワインの法律の為に美味しいワインを造れないのはバカバカしいからワインの格は下がってしまうが美味しいワインを造ろうとの事。
紹介したラード・デ・ショワは最低ランクであるヴァン・ド・ペイですが、その味わいたるや至高の一品!
飲んだ感じも他の白ワインと比べても飲みやすさや爽快な酸味はこちらの方が断然上!最初の一本にお願いしたのですが、料理がなくてもずーっと飲んでいられるほど。しかも料理と合わせてもまったく邪魔をしない優れもの!!!!

本当に美味しいものって気づいたらなくなってますよね。最近はそういったワインに巡り合っていなかったので大満足☆
皆様にも是非飲んでいただきたいので今回ご紹介いたしました。
実は以前ブログで紹介していたワイン達はまだ当店では取扱いがございません;期待してくれていた方には本当に申し訳ない事をしました。
しかし!今回ご紹介させて頂いたラード・デ・ショワは当店で取扱いがございます。


ラード・デ・ショワ2008。味わいなどは前述した通りになっております。この機会に是非ご賞味あれ!


当店のセラーもクリスマスに向けて大幅改装との事!掘り出し物もたくさんあります!
お買い物は中居酒店で(^O^)よろしくお願いしま~す☆
それでは皆様Ciao~

つがるかい~きょ~ぉ~ふ~ゆげ~~~しき~

投稿日:2012/12/09


なが~いタイトルですから、ブログの中身もなが~くクドくいこうと思います(^O^)

写真のこちらはボスの畑コルナス!ここのキュヴェが我がGrande collineの最上級キュヴェになります!
昨年から完全自社畑でのシラー100%となっております。僕が愛をかけ、片時も離れず、毎日足でブドウを潰した2012年はいったいいつリリースされるんでしょうか~
さあ!話は戻りますが、こちらサンペレイも完全に冬到来!
しかし畑作業中に吹雪が来ても何故か故郷、青森を思い出す始末の私。
あまりにも青森と景色がマッチしていたので、鼻歌も石川さゆりの津軽海峡冬景色!
…一人での作業が更に寂しいものになりましたとさ笑
先の写真は2時間後に来たボスと、木こりのセルジュ、リュドです。
なんでも開墾の作業の為に木を切りに来てくださったとか!

こちらは木こりのセルジュの愛犬ガイヤ☆
とても賢いんですが、男好きなメスの彼女♥
この日も僕が標的となり、仕事の最中だというのに遊んで遊んでとジャレてくる始末。
もちろん遊んであげました!そのおかげで仕事が進まなかったのはボスには秘密で笑
んん?人間の女性にもこれくらいモテたいぞ!

いやぁしかし僕が当初想像していたヴィニロンの仕事とは結構かけ離れていますが、本当に様々な人との関わりあいが多くインドアだった僕がアウトドアに!
それにたくさんの経験をさせてもらっています。
日本では絶対にしないであろう作業もこちらフランスでは当たり前。家を作る事や薪にする木を切りに行くなど、本当に力を使う作業が多いです。
こちらの方が何故体が大きいのかが分かったような気がします。
作業終わりには、ボス宅にてセルジュ、リョドと共にバーベキュー!

火をおこすのは僕の仕事!もちろん肉を焼くのもね!すっかり山男になった24歳の冬。絶賛お嫁さん募集中です!!!!!!!

そしてみなさんお待ちかねの今日の一本!
最近消費量が一日二本くらいになっており、早死にするんじゃないかとビクビクです笑

左はこの前ちらっと紹介しました、シャトーフレイノの2000年。この年はフランス全土が当たり年のグレートヴィンテージ!
感想は、グレートヴィンテージらしく香りも味も非常に濃いです。樽香の付け方もかなり上手くコーヒー香までは行かずに、僕個人の感じ方だとゴボウみたいな少し土臭い香りがしました。しかし臭いといった感じはまったくせず、非常にバランスがよく飲み飽きないワインであったと思います。

もう一本はポイヤックの格付けで2級に君臨しているシャトーピションロングヴィルバロン。
一級のシャトーラトゥールや同じ2級のレオヴィルラスカーズと隣接している畑を所有しているシャトーです。
よく僕も間違えてしまうのですが、似たような名前のシャトーピションラランドとはまったく味わいが異なるシャトーです。
女性的な繊細で落ち着いている味わいのラランドと比べて、バロンの方は男性的で濃い香り、味わいとなっていると良く聞きます。
感じ方は人それぞれですが僕はこのバロンがとても好きです!濃いだけではない香り、味わい思わず酔いしれてしまいました。
この地区独特の味わいである鉛筆のような感じ…僕は何故かこの味わいが好きなんです。
小学校の時に鉛筆を舐めたことがあるからでしょうか笑
ローヌに居るんだからローヌワインを紹介しろと言われるのですが、中々紹介できずこうして観光地のワインを紹介する始末です…
それもまた一興としてとらえて頂けるとありがたいです。
それでは今日はこの辺で。Ciao~(^^)/